俺に彼女が出来るまで

俺に「彼女」が出来るまで……2、家庭教師はスケベです

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 家庭教師が大輔から身を離す。床に白いレースのブラジャーが落ちていた。
「私では不満ですか?」
 川田の身体は、ほのかに熱を帯びていた。
 彼女は豊かな乳房を隠そうともしていない。たわわな白い双房の上、硬そうに尖った桜色の乳首がある。
 ま、まずいよ。これって。
 大輔の動転した脳味噌の中、川田の消え入りそうな声が聞こえた。
「……が、がんばってもらいたいだけなんですよ」
 聞き届けた彼の心臓が、より一層、激しく高鳴る。
 この人……。ピュアすぎるにも、ほどがある! 
 これから先の人生で、こんないい女に迫られるのは最後かもしれない。もしかして親父から「割増料金」でも、もらっているんじゃないだろうか。
 さすがにこのビジョンじゃ尋ねないけど。……ってか、尋ねられる訳がない。
 額に、ますます汗が滲んできた。
 大輔の理性と裏腹、肉根は既に充血している。トランクスの下で張り裂けそうだ。
「そ、そのお気持ちはありがたいんですけれども」
 心にもないことを言う。
「いくら雇い主から言われたとしても、えーと……そう簡単に脱ぐ女性って、どうなんだと」
「簡単じゃありません」
 彼女は目を潤ませた。
「これ以上、恥をかかせないでください」
 大輔は大きくかぶりを振る。深呼吸をして、自分から彼女の柔らかい体に触れた。すべすべした背中が心地いい。
「……わかりました」
「はい」
 川田は小さく頷く。
 誘惑してきた女子大生を抱き上げ、ベッドへと横たえた。その隣に寝そべると、相手の方から抱きついてくる。
「あ、あのう。俺、キスとかしたことないんです」
 声がうわずる。
 家庭教師も声を震わせながら、ぎこちない笑みを作った。
「それも含めて、教師になりますね」
 大輔は不器用に彼女の唇に吸い付き、自らの舌を差し入れる。
 どうすればいいか知らない。けれど、こんなふうにすればいいのかな……などと考えながら。
 折れそうに細い女の体を抱きしめながら、人生はじめてのキスというものを経験しつづける。
 唇を離すと唾液同士が、彼女のおぼろに開いた唇の奥につながっている。更に耳元では、家庭教師の小さな喘ぎ声。
「あ……」
 女子大生の髪は既に乱れきっていた。あわてて腕の力をほどく。
「あっ。ごめんなさい。痛かったですか?」
 川田は彼の焦った問いに白い歯をこぼし、片手で髪をかき上げた。大輔の体の上に、ふわっと乗ってくる。
「もっと優しくしましょうね」
「あ、はい」
 家庭教師は大輔の頭を撫でつつ、彼の唇を優しく塞いだ。
 大輔も彼女と同じように舌を絡め合わせ、歯の裏や根元まで舌でつついたり撫で回したりする。
 部屋の中に、キスをするたびに一拍遅れて水音が響く。異性のほっそりした指が、男子高校生の股間をおずおずと触れはじめた。
 時々、互いに唇を離したりするたび、川田の甘ったるい吐息が漏れる。やがて彼女は唇を、こちらの首筋に這わせていく。
 はあはあと息が上がっている相手は男の上着をめくり上げ、胸や乳首にくちづける。
 女の唇と舌の濡れた感触が、ゆるやかな快感と変わる。それらは大輔の全身を貫いて止まらない。
 ぴちゃ……と家庭教師が首筋にくれた口づけの音が聞こえたとき、彼の全身に快感の大きな波がやってきた。
「ううっ」
 大輔は呻いた。こんなことで射精してしまうなんて。……恥辱以外の何物でもない。
「か、川田さん……俺、もうだめかもしれない」
 必死で歯を食いしばるが、なんの抵抗にもならない。
 反面、女子大生に軽蔑されたくないという気持ちもよぎる。彼女は両の目を潤ませ、大輔の首筋や鎖骨に舌を這わせていた。
「我慢して……。ね?」
「で、でも……っ」
 気持ちを緩めたら、一気に射精してしまう。
 大輔が自らに言い聞かせた直後、川田の掌がキュッと肉棒を包んできた。
「う……っ!」
 呻きながら背中を反らせた。女の「うふっ」と笑う空気が伝わる。一拍あとに川田麻美子が、大輔の肉根をすっぽりと飲み込んだ。

 あっ! そ、それ反則っ、あ! やめてっ!

 射精感が大輔の股間から脳髄まで、一気に駆け上がった。
「あっ」
 ビュルビュルと精を放つ快感に加え、ざらざらと女の舌が肉根の隅々まで這いずり回る快感。
 強烈すぎた。
 大輔は、のたうちまわりそうな痺れを耐える。
「か、かわ。……うっ」
 呻く大輔は眉間をぎゅっと寄せ、無我夢中で相手の頭を両手でつかんでいた。
 股間から「んん、んふぅっ」と甘ったるい鼻息がする。川田は彼の肉根を深々と唇の中におさめ、既に没頭フェラモード。
(せ、せんせいっ……!)
 背を反らせた大輔は自らを情けないと思いつつも、美人家庭教師の口内に精を放つことに集中していた。
 しかも射精の量が半端ない。
「うう……っ」
 呻くたびに精液が川田の口の中に搾り取られていく。彼女は激しく顔を上下させていた。
 ずりゅ、ぐちゅっ。ぴちゃ、ぴちゃっ……。
 卑猥な水音が、繰り返し繰り返し響く。
 綺麗な女性が自分の肉棒を咥え込んでいるための聴覚からの刺激と、精液を彼女の口内に放っている征服感がないまぜになる。
「きっ、気持ちいい……」
 大輔は夢見心地のまま、同じような言葉を繰り返した。
 美人家庭教師の舌はぎこちなく蠢きつつ、精液を搾り取るように舐め取っている。
 快感の波に逆らい、なんとか頭を上げてみた。
「べ、別人みたい。先生、本当に……」
 女子大生が彼の股間から顔を上げる。
「そうでしょうか?」
「はい」
 彼女は照れたような顔をした。
「わ、私も。実は経験があまりないんです」
「あまり……? あっ、し、失礼なことを言っていたらすみません」
 しまった! こんなに綺麗な女の人なんだから、経験人数の一人や二人は変じゃない。聞くだけ野暮だ。
 しかし川田は大輔の股間から顔を覗かせて、もじもじと唇を尖らせた。
「え、えーと。一人だけ」
「ほんとかな」
「本当です。なんか、それで今までずっとセックスって怖かったんですけど、大輔さんとお話ししてたら『この人だったら、いいかなあ』って。それに……大輔さんの成績を上げるためなら、なんでもします」
「そ、そんな……」
 家庭教師は高校生を見つめ、無邪気に口角を上げた。
「あの成績表を見たら、そんな風に考えちゃいます」
 それもそうか……。
 肉根は、ふたたび勃ってくる。川田は愛おしそうに肉棒を眺め、今度はチロチロと舌を這わせて舐め上げてきた。
 大輔は裏筋を舐められ「あっ」と、首を仰け反らせた。同時に川田は肉根をずっぷりと、肉感的な唇に包みこんでいた。
「わっ……! あ、かっ川田さ……っ。あ、あうう」
 情けない声を出した彼に構わず、美人家庭教師は更に顔を股間に沈める。完全に向こうのペースだ。
「き、気持ちいい……」
 目を閉じてフェラチオを堪能する。
 熱くぬめついた舌が、肉根の隅々まで絡みつく。壮絶に気持ちが良かった。自慰とは比べ物にならない。しかも彼女が肉根に歯を立てないようにしてくれているのが、よくわかる。
 大輔の耳には絶え間なく、じゅるじゅると肉根を味わう音が聴こえていた。




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