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ガチバトル・イン・ダンジョン―山口さま

ガチバトル・イン・ダンジョン……52

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第五十二話・最強の証明


 俺たちがいるのは搭の十階。敵は藤堂さんの分身だ。
 レベルは100で、いくらダメージを与えても倒れない。なので、バーストコンビネーションをぶちかましてやるつもりだ。それならいけるだろう。
 仁が藤堂とやり合っている間に距離を詰めた。よし、間合いに捕らえたぞ。今だ!
 眼前に、赤く輝く文字が浮かび上がる。
「バースト・コンビネーション」
 ところが斬撃は空を切った。藤堂が「瞬間移動」のスキルで逃げ出していたからだ。
 一回出したらしばらく出せないのに、はずしてしまったのはきつい。
 彼の姿を探すと、上空に浮かんでいた。なんでもありだな、あの人。
 鏡とアイリーンが、スカーレットジャベリンとインフィニティージャッジメントで怒濤のラッシュをかける。ダメージは227、235、224、251、248……これだけ喰らっても、まだ倒れない。一体どうなってるんだ?
 彼は上空に浮かんだ状態で、俺を見下ろしながら言う。
「どうです、悠真さん。驚きましたか?」
「まあ……」
「私は、回復の技やスキルを使えません。武器も防具も装備できません。そういった制約の代償として、図抜けた体力を手にしました」
「あなたの本体は、このゲームの開発者でしょう。自分の強さなんて、好きに調節できるんじゃないんですか?」
「その通りです。しかし……」
 藤堂は爆炎や電撃を次々と喰らいながら、穏やかな表情で続けた。
「ゲームの最後の敵が完全無欠の強さを持っていたら、誰もクリアできないではないですか」
 まあ、それはそうだ。
「さて、おしゃべりはここまでにしましょう。そろそろいきますよ」
 藤堂は天井の辺りまで浮かび上がり、両手をこっちに向けた。その頭上に何やら文字が表示されているが、よく見えない。
 鏡が俺に向かって叫ぶ。
「ギャラクシー・スターフォール! 全体攻撃です!」
「威力は?」
「一人あたり1000から1500です!」
 って、充分すぎるほど強いじゃないか。ふざけんなよ、おっさん。
 次の瞬間、直径五メートルくらいの白い球が次々と降ってきた。それらは俺たちに直撃し、大爆発を起こす。
 アイリーンと鏡が悲鳴を上げたが、被害は受けていない。俺が身代わりと鉄壁を使って、全員のダメージを軽減したからだ。
 仁が横から声をかけてくる。
「悠真さん、すいません!」
「気にすんな。ただ、このスキルはもう使えない。次に全体攻撃が来たら、お前が双璧と身代わりを使って防げ」
「わかりました!」
「それから、アイリーン」
「え?」
「仁が身代わりを使ったら、ヒールタッチで彼を回復させろ。できるな?」
「何回もやれば、1000くらいは回復させられると思うよ」
「上等だ……って、えっ?」
 思わず目を見張った。いきなり眼前に藤堂が現れたからだ。
 続けて、頭上に文字が現れる。
「フォースフィスト・スマッシュ」
 その拳が光り輝き、ボディブローが俺の腹に突き刺さった。続けてアッパーカットで打ち上げられる。ダメージは258、272。鎧を着てるのに、すさまじい被害だ。
「ぐああっ!」
 空中で悲鳴を上げた俺の視界に、彼の姿が浮かんだ。右の手のひらが向けられると同時に、新たな文字が表示される。
「ジェノサイド・バースト」
 途端に俺の体は爆炎に包まれ、地面に叩きつけられた。ダメージは365。死ぬ、ガチで死ぬ!
 痛みのあまり起き上がれないでいると、アイリーンが近寄ってきてヒールタッチで回復してくれた。藤堂が急降下し、今度は彼女に襲いかかる。やらせるか!
 急いではね起き、奴に向かって剣を突き出した。しかし、綺麗にかわされている。
「まだまだですねえ」
 そんな事を言ってられるのも、今のうちだ。
 瞬時に踏み込み、さらに突きを放った。これもあっさりとかわされている。でも想定内だ。
 彼の右足を思いきり踏みつけ、直後に顔面へ頭突きを放つ。
「がはっ!」
 藤堂が鼻血を噴いてよろめく。さあ、俺のターンだ。存分に暴れさせてもらおう。
「おおおお、らあああああっ!」
 スキル「爆発」を発動し、肩を斬りつけた。さらに胴を払い、足を払い、胸に向かって突きを放つ。ダメージは281、256、277、293。まだまだ終わらない。
 袈裟がけに斬り、逆袈裟に斬り、胴を薙ぎ払い、さらに連続で突きを放った。ダメージは299、301、275、196、194、197。さあ、とどめといこう。
「あんたに教えてやるよ、誰が最強なのかって事をな!」
 眼前に「イフリート・スラッシュ」の文字が浮かんだ直後、真紅の閃光が藤堂を斬り裂いた。続けて大爆発が起こり、獄炎が彼を包み込む。
「うがあああっ!」
 俺は跳び下がり、仲間たちに向かって叫んだ。
「やれ!」
 緋色の槍と氷の矢が殺到し、さらに電撃がほとばしる。加えて銀の矢が連続で突き刺さり、光の球が次々と炸裂する。
 剣を構え、藤堂の横を一瞬で払い抜けた。再び大爆発が起こり、彼の体を吹き飛ばす。
「俺の前に立ったのが、あんたの運の尽きだ」
 俺は剣に付いた血を払い、鞘に収めた。



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