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ガチバトル・イン・ダンジョン―山口さま

ガチバトル・イン・ダンジョン……51

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第五十一話・最終決戦


 俺たちは九階のショップから、階段で十階へ上がった。
 そこは、直径五十メートルくらいのプラネタリウムだった。頭上には満天の星が煌めいている。また、空の中央には無数の穴があいた巨大な銀色の球があり、穴の中から強い光を放っていた。
 腕にはめたステータスチェッカーから、美羅の声が聞こえてくる。
「ここが最上階だよ。気を抜かないでがんばってね」
 そうか、遂にゴールへたどり着いたんだな。
 俺は、感慨にふけりながら仲間たちを眺めた。ここまで来る事ができたのはみんなのおかげだ。
 まずはアイリーン。ピンクのストレートロングと白い肌、紫の瞳をした美しいラミアだ。ダンジョンの序盤から、陰日向なく俺を支え続けてくれた。肌を重ねた回数も数えきれない。
 次にディアナ。銀色のサイドテールに小麦色の肌、紫色の瞳をしたブラックエルフだ。弓の達人で、その見事な腕に何度となく助けられた。
 それから鏡。黒いツインテールにぱっちりした目、白い肌をした美少女だ。魔法の達人で、ディアナと同様に大きな戦力となってくれた。
 最後に仁。茶色の短髪に血色のいい肌、整った顔をしたイケメンだ。
 槍の使い手で、いつも重たそうな全身鎧を身につけている。体力がずば抜けて高く、パーティーの盾として働いてくれた。
 この四人がいなければ、俺はここに立っていなかっただろう。感謝してもしきれない。
「みんな、今までありがとう。ゲームクリアは目前だ。最後まで気を抜かずにがんばろう」
 仲間たちが強くうなずく。
 それにしても、ラスボスはどこにいるんだろうか。周囲を見回していると、いきなり前方に人影が現れた。だ、誰だ?
 九階で買ったアルティメットブレードを構えて凝視すると、それは三十歳くらいの男性だった。
 黒い長髪に痩せこけた顔、白っぽい肌にぎょろぎょろとした目。着ているのは黒いスーツだ。
 その頭上に、光輝く文字が表示される。
「藤堂 レベル100」
 え、まさか……この人がラスボス?
 硬直していると、彼は両手を広げて微笑んだ。
「悠真さん、よくここまでたどり着きましたね。あなたの事は、本物の藤堂から聞いております」
 本物の……藤堂?
「私は彼の分身です。もっとも、分身のスキルで生まれたわけではありません。攻撃力も体力も、本物と同じです」
「は、はあ」
「私を倒せば日本へ通じる扉が開き、帰る事ができます。開くのはわずか五分だけですが」
「わかりました。一対一で戦えばいいんですか?」
「いいえ、五対一で構いませんよ。どうせ勝てないでしょうし」
 ずいぶんナメてくれるもんだ。まあ、その方がありがたいけど。
 俺は、アルティメットブレードを突き付けた。銀色の直剣で、このゲームの中では最強の部類らしい。
「じゃあ全員でいきますよ、いいですね?」
「いつでもどうぞ」
 武器も防具もない状態で、よく余裕をかましていられるもんだ。俺は、感心しながら仲間たちに呼びかけた。
「一斉攻撃だ、いくぞ!」
 銀色の閃光が次々と走り、藤堂の体に突き刺さった。ディアナのファイナル・ディザスターだ。
 ダメージは225、231、228、226、214。これだけ喰らっても彼は平然としている。
 続けざまに鏡の放った緋色の槍が連続で突き刺さり、アイリーンが作り出した無数の光の球が炸裂した。藤堂はそれらを全身で受け止めながら、薄笑いを浮かべている。化け物じみた体力だ。
 さらに仁が突進し、ダイヤモンドスピアの一撃を繰り出した。藤堂がひらりとかわし、跳び下がって口を開く。
「なかなかやりますね。ここまで来ただけの事はある」
 仁が一旦槍を引き、油断なく構えながら言う。
「そんな口を聞いていられるのも今のうちだ」
「ほう、何かおもしろい物でも見せてくれるんですか?」
 仁は答えず、いきなり相手の足を踏みつけた。それから間髪入れずにスクリュードライバーを放つ。
「終わりだ、逝け!」
 その途端、彼の眼前にいきなり鉄の盾が出現した。槍の一撃はあっさりと防がれてしまっている。
「くっ……」
 藤堂は盾を消し去り、相変わらず薄笑いを浮かべている。
「さすがに、それは喰らえませんね。顔面を貫かれたら命に関わります」
 俺は、その間にじりじりと間合いを詰めていた。彼の意識が他へ向いているうちに近づき、バーストコンビネーションを決めれば終わりだ。
 再び仁が前進し、鋭い突きを繰り出した。しかし、またもや鉄の盾で防がれている。
 その直後、彼の頭上に文字が表示された。
「ゲートクラッシャー」
 白銀の閃光が走り、鉄の盾を粉々に打ち砕く。続けて、新たな文字が浮かび上がる。
「アシッドスプラッシュ」
 仁の右手から透明な液体が噴射され、藤堂の全身に降りかかった。彼は顔をしかめながら後ずさる。
その服が溶けかけているところを見ると、恐ろしく強力な酸らしい。
 仁が連続でスクリュードライバーを放ったが、藤堂は体をひねってかわしている。よし、そろそろいくか。
 俺はアルティメットブレードを構えて疾走した。これで決めてやる!



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