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ガチバトル・イン・ダンジョン―山口さま

ガチバトル・イン・ダンジョン……49

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第四十九話・シンジの本気


 現在、塔の七階でシンジたちと対戦中だ。
 その部屋は天井から床まで黒い大理石でできており、壁に埋め込まれたランプが周囲を照らしている。
 彼らを追い詰めたと思ったが、簡単に仕切り直されてしまった。さすがはレベル52のパーティーだ。
 シンジが、ゴウとナオトに呼びかける。
「例の戦法でいくぞ、下がってろ!」
 二人がうなずき、その場から走り去っていく。なんだなんだ?
 やがて、部屋の中央にシンジだけが残った。まさか五対一で戦うつもりなんだろうか。
 彼が目を見開き、ガンを飛ばしながら言う。
「ここまで俺を怒らせたのはテメーが初めてだ。五体満足で死ねると思うなよ!」
「ああそうかよ、勝手に言ってろ」
 ブレイズサイクロンを放つと、彼は瞬時に移動してかわした。その頭上に文字が浮かび上がる。
「エターナル・ダークネス」
 って、部屋が暗くなってきたぞ。あれ、あれれ?
 ヤバい、何も見えない!
「ちょ、マジかよ!」
 叫んだ後、あわてて口をふさいだ。大声を出したりしたら、自分の位置を敵に教えている様なものだ。
 とにかく、このままじゃ何もできない。俺は小声でディアナを呼んだ。
「ディアナ、聞こえるか?」
 彼女の声が返ってくる。
「いるぞ」
「あいつの姿が見えるか?」
「ああ、はっきりとな。今は弓を作り出している様だ。一人ずつ射殺するつもりらしい」
「反撃できるか?」
「もちろんだ」
「よし、頼む」
 周囲は真っ暗だ。この状態で戦えるのは、「暗視」のスキルを持つディアナしかいない。
 次の瞬間、銀色の閃光が走った。続けてシンジの悲鳴が響く。
「があっ!」
 ディアナの矢が命中したらしい。おかげで、奴の位置を把握できた。よし、いくぜ!
 剣を構えて疾走したその時、輝く文字が前方に浮かび上がった。
「スターダスト・ジェノサイド」
 鏡の声が響き渡る。
「弓の全体技です、上に向かって盾を構えてください!」
 上空に白く輝く光の球が現れたかと思うと、すさまじい勢いで矢の雨が降り注いだ。どうやらスターダストの強化版らしい。
 軽傷で済んでほっとしていると、前方で白い文字が輝いた。
「ファントム・ストライク」
 さらに、ディアナの声が響く。
「やあっ!」
 直後に金属音が聞こえた。どうやら、シンジと交戦中の様だ。
 俺はイフリートブレードに火炎をまとわせ、彼に向かって突進した。剣の放つ光が周囲を照らしてくれる。敵に自分の位置を教えてしまうというデメリットもあるが、そんな事を言ってる場合じゃない。
 前方にシンジの姿が浮かび上がる。よし、今だ!
「らあああっ!」
 斬りつけようとした瞬間、銀色の文字が現れた。
「スクリュードライバー」
 彼の放った突きが、俺の左肩を貫く。激痛をこらえつつ、その顔面を真っ向から斬り下ろす。
「ぐああっ!」
 奴は武器を手放し、血飛沫を上げて後退していく。俺は刺さった槍を引き抜き、間合いを詰めて技を発動した。
「バースト・コンビネーション」
 真紅の光が連続で走り、彼の体を斬り刻む。ダメージは181、176、198、162。とどめに、その横を一瞬で払い抜ける。
 途端に大爆発が起き、シンジを炎が包み込む。ダメージは213。これで終わりだ。
「ぐわああっ!」
 その体が崩れ落ちると、周囲に元の明るさが戻った。エターナルダークネスが切れたらしい。
「とんでもない奴だったな」
 彼の前に歩いていって顔を見つめた瞬間、いきなり足を捕まれた。同時に文字が浮かび上がる。
「スキル『反転』発動」
 こ、こいつ……マジかよ!
 俺は一気に体の力が抜け、その場にへたり込んだ。代わりにシンジが立ち上がり、直剣を作り出して振りかざす。
「形勢逆転だな、死ね!」
 その頭上に、新たな文字が表示される。
「スキル『模倣』発動」
「バースト・コンビネーション発動」
 うおおお、やられる!
 瞬時に鉄壁のスキルを発動し、攻撃をしのいだ。真紅の閃光が次々と走り、最後に大爆発が巻き起こる。まともに喰らったら即死だっただろう。
 彼は一旦跳び下がり、急速回復を使った。反転の効果が切れたらしい。一方、俺も剣を構えて立ち上がる。
 ゴウとナオトも、武器を握りしめながら間合いを詰めてくる。また戦闘に参加するつもりらしい。
 それにしても、半端ない強さだ。どうしたら勝てるんだろう。
 途方に暮れていると、鏡が走り寄ってきて小声で言った。
「ご主人様」
「ん?」
「もう一度、シンジを瀕死の状態に追い込んでください」
「やってどうするんだ? たぶんあいつは、いくら追い込んでも無駄だぞ」
「普通にダメージを与えても無駄でしょうね。なのでソウルディバイドを使います」
「どんな技だっけ?」
「魂を両断し、一撃で息の根を止めます。ただし、弱った相手にしか効きません」
「復活のスキルで生き返るんじゃ……」
「魂を破壊してしまえば復活は不可能です」
「わかった、やってみる」
「ありがとうございます」
 イフリートブレードを構え、シンジに狙いを定めた。かなり厳しいけど、がんばるしかない。
 さあ、今度こそ仕留めてやる!


http://novel18.syosetu.com/n9012bd/







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