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ガチバトル・イン・ダンジョン―山口さま

ガチバトル・イン・ダンジョン……46

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第四十六話・歴戦のパーティー


 俺たちは順調に先へ進み、塔の七階へとたどり着いた。
 そこは天井から床まで黒い大理石でできており、長い廊下が続いていた。また、壁に埋め込まれたランプが周囲を照らしている。
 美羅の情報によると、この階に例の三人組がいるそうだ。前にモニターで見た時にレベル43だったから、今はもっと強くなっているだろう。俺はまだ40だし、相手にするのは厳しいかもしれない。
 しばらく進んでいくと、突き当たりに鉄製のドアが見えた。
「ディアナ、罠は?」
「ない」
「よし、じゃあ開けるぞ」
 静かに開いて中をのぞくと、二十メートル四方くらいの部屋だった。そこで三人の若い男が談笑している。
「まったく、ザコが調子に乗るからこうなるんだよ」
「そうそう、身のほどをわきまえろっつんだよ。よえーんだから」
「まあ、こいつらも自分のバカさ加減を思い知ったんじゃね? 気づくのが遅すぎたけどな」
 彼らの足元には、頭部を粉砕された遺体が二つ転がっていた。あの三人にやられたらしい。
 あんな連中と戦ったら、こっちにも甚大な被害が出るだろう。戦闘を回避した方がいいかもしれない。
 そう思いながらドアを閉めようとした時、ドスのきいた声が聞こえた。
「こら、気づいてねえとでも思ってんのか。ツラ見せろや、この野郎!」
 ちっ、ムカつく奴だな。
 俺は仲間をつれて中に入り、彼らをにらみつけた。全員レベル52で、見た目は二十代前半だ。
 一人目はゴウ。丸刈り、いかつい顔、筋肉隆々の体をしている。上半身は裸、下半身はカーゴパンツとサンダル。持ち物は、バットの様な形をした鉄棒だけだ。
 二人目はシンジ。逆立った黒髪に、引き締まった顔をしている。着ているのは黒いTシャツとデニムパンツで、何も持っていない。
 最後にナオト。金色のロン毛、切れ長の目に整った顔立ちをしている。装備は緋色の槍と鎧だ。
 レベルの高い連中だし、てっきり色々と装備しているだろうと思っていた。でも、全然そんな事はない様だ。手ぶらでどうやって戦う気なんだろう。
 鏡が俺に近づき、小声で言う。
「ご主人様、戦いましょう」
「えっ」
「どの道、いつかはぶつかる相手です。それに、逃げたとしても相当な被害を受ける事は間違いありません」
 その時、ゴウの野太い声が響いた。
「何をごちゃごちゃ言ってやがんだ、ガキどもが!」
 さらに、シンジの低い声が続く。
「ラミアやブラックエルフなんぞとつるみやがって、キメエ奴らだな。潰すか」
 ナオトもかん高い声で同調する。
「やっちまおうぜ。あ、メイドは残しといてくれよ。捕まえて、みんなでまわすって事でよろしく」
 どうやら、完全に敵対した様だ。それなら容赦する必要もない。
 俺は、イフリートブレードを引き抜いて振りかざした。真紅の剣の回りに、灼熱の炎が巻き起こる。
「一人残らず叩き斬ってやる。俺の前に立った事を後悔するんだな!」
 すると、ナオトが爆笑した。
「レベル40のクソガキが『俺の前に立った事を後悔するんだな』だってよ! どうしてこう、ザコって言う事だけはでかいのかね?」
 シンジが、タバコを取り出しながら言う。
「テメエ自身の無力さを理解してないバカだからだろ。俺は一服するから、そいつらを畳んでおいてくれよ」
 こいつ、マジか。五対三なのにタバコを吸い出すなんて、正気とは思えない。
 仁が、ダイヤモンドスピアを構えて怒鳴りつける。
「なめやがって、死にたいらしいな!」
「沸点の低いガキだな、いちいち熱くなってんじゃねーよ」
 シンジは続けてライターを取り出し、本当に一服しだした。なめられてるのはムカつくけど、これはチャンスだ。
「仁」
「なんすか?」
「あいつはほっとけ」
「くっ……」
 俺は仲間を見回し、さらに言った。
「集中攻撃だ。俺が斬りかかった奴を全員で狙え」
 アイリーン、ディアナ、鏡がうなずく。全員で一人を狙えば、確実に仕留められるはずだ。
 ゴウが俺をにらみつけ、鉄棒を振りかざす。
「クソ生意気なガキだな、気に入らねえ。その脳天をぶっ潰してやる」
 よし、とりあえずこいつを狙うか。その前に少し挑発してみよう。
 俺は、剣を突きつけて言い放った。
「うるせーよ、このゴリラ。動物園の檻に帰れ」
 途端に、彼の顔が赤く染まっていく。
「こ、このガキ……ざけやがって!」
 すると、アキラがタバコを口からはずして言った。
「おいガキ、忠告してやる。こいつを怒らせると逆効果だぞ」
 ヤバい、さては爆発のスキルを持ってるのか。どうやら薮蛇だった様だ。
 ナオトが緋色の槍を構え、俺にガンを飛ばしながら言う。
「どうやら、テメーがリーダーらしいな。最初に狩らせてもらうぜ」
 ところが、それをゴウの鉄棒が遮った。
「待て、このクソガキは俺にやらせろ!」
「ええっ、独り占めする気か? シンジ、なんとか言ってやってくれよ」
「任せときゃいいんじゃね? せっかくやる気を出してんだからよ」
 仲間たちは、すでに武器を構えている。戦闘準備はOKの様だ。
 最初の攻撃目標はゴウに決まった。よし、いくぜ!



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