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伊織とキスから最後まで

伊織とキスから最後まで 5

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「知佳と始める今までと違うセックス ①」by.伊織


 
 暗い廊下の冷たい床の上に、イッてしまった知佳がいる。
 
 俺は初めて知佳のことを、心底「可愛いな」と思った。知佳の地声が更に甘くなった声は、途切れ途切れに俺の名前を呼んでいる。
 
 だが俺は、率直に言うと、知佳よりも桃香さんの方にそそられる。
 
 鈴木に襲われ、今にもレイプ完遂されそうだった桃香さんは、勤務中の顔からは想像もつかないほどの保護欲をそそり、それとは真逆な被虐意識を、全身から噴水のように湧き立たせていた。
 
 鈴木から取り上げ、見せつけながらバリバリ食い尽くした快感は、壮絶に俺を刺激している。

 そして、今も俺に串刺しにされながら下半身全部をビショビショに濡らし続けている桃香さんからは、メスの匂いが尽きることなくダダ漏れ。犯し足りない。
 
 しかーし。
 
 ここから見える「い、伊織ーっ……!」と真っ白いレースのショーツと揃いのガーターベルトを丸見えにしつつ、大事な所に指を入れたまま、無意識下で俺の名前を呼び続けるという、知佳の恐ろしく扇情的な姿は、俺の情愛の感情を激しく揺さぶるのに充分だった。
 
 素直になろう。
 知佳は可愛い。
 
 あんなに一途に惚れた男に損得無しで、ぶつかってくる女を、俺は他に知らない。本当のことを言うと知佳とは入社して以来、数回寝ていた。“桃香さんと仲が良くて、そして尚且つ、簡単に寝てくれた”のが理由だ。

 しかも俺は昨夜、知佳とラブホテルで散々ヤリまくった。
 
 そして今朝五時に、ネクタイを締めながら知佳に対して「これで最後にしよう、篠原とは付き合えない。俺、やっぱり田所が好きだ」そう告げたばかりだった。
 それもカッコつけて「篠原には、もっといい男がいるよ」とかなんとか言っちゃった俺。
 
 その時に、一言も俺を責めず、くりくりしている大きな瞳から知佳は涙をボロボロこぼした。
「一個だけ最後のお願い、聞いて」
 
 そう言った知佳に頷いた直後、俺に抱きついてワイシャツをスラックスから引っ張り出し、知佳の体を引き剥がすよりも先に、ベッタリとシャツにキスマークをつけられた。
 
「てへへ、付けちゃった。ありがと、伊織」
 それだけ言って振り向き、ドアを開けて出て行った時には、正直、なんとも思ってなかったのだ。
 
 なのに今、猛烈に知佳を抱きたい。どうしようもなく、沸き立つ本能には逆らえない。

 かと言って、俺は桃香さんにも射精をしなければ気が済まない。折角、床オナを繰り返して、もしかしたら桃香さんとエッチできるかもしれない日の為に鍛えたのに。
 
 俺は桃香さんの柔らかい頬を、片手ですっぽりと包んだ。すべすべしている感触を確かめながら、指先でぽんぽんと軽く叩くと、桃香さんは薄っすらと目を開ける。
 
「あ……。い、おり、先輩っ」
「桃香さん……。そろそろ俺、イキそう。ごめん」
 
 桃香さんは淫乱な悪魔のくせに天使のような微笑みを浮かべ、俺に抱きついて言った。
 
「いいの……。またいっぱい抱いてくれたら……」
 
 俺の頭にカッと血が昇る。
 柔らかいお尻に指を食い込ませて、気が狂いそうになるくらい力の限り、桃香さんの体をズブズブ刺し続け、苛め続けた。
 
「そう、する……っ!」
「あ、あ……! い、伊織せんっ! はうう、ぁ、ああああーーーーっ! う、嬉しいっ、あ、ああ!」

 桃香さんの真っ白い爆乳が、ぶるんぶるん揺れる。

「で、出る……っ!」
「出して出して出してえええっ! あ、先輩! 伊織、いお、あふっ、先輩先輩せん、うああああ!」
「……っ」
「あ、か、感じるぅ! 感じるのぉっ! 伊織先輩があたしにいっぱい出してくれてる……ッ! 気持ちいいようっ!」 
 
 たっぷり桃香さんの体内に精を注ぎ、満足した俺は、ゆっくり萎えた自分の肉棒を引き抜いた。
 
「あ、はぁっ……」
 
 甘い溜息を漏らした桃香さんの股間から、所々、鮮やかな赤い色が混じっている真っ白い粘り気のある液体が床にボタボタ落ちて行く。
 
「恥ずかしい……」
 
 桃香さんは、そう言って俯く。黒のビジネススーツは片方の袖が破けてボタンもちぎれ、白いブラウスは鈴木マネージャーに引き裂かれてボロボロ。地下駐車場の俺の車まで行くとしても、そのままでは、いくらなんでも可哀想だと思った。俺は桃香さんに声を掛けた。
 
「ちょっと待ってて」
 
 トランクスとスラックスを上げ、ベルトを締めながら廊下にヒクついた姿勢で、ひっくり返っている知佳の、頬と太ももをピタピタと叩いて声を掛ける。
 
「知佳、起きろ。これから三人で俺んちに行くぞ」
 
 さっきまでなんの色気も感じていなかった女「篠原」を、「知佳」と呼んでいたことに気がつき、一瞬だけだが。少し恥ずかしくなった。後輩の「田所」は「桃香さん」でも良いのだろうけれど。
 
 動揺を感じたのを誰に咎められることもないのに、顔が熱くなる俺は腕時計を見る。日付が変わって三十分も経っていることに気がついた。

 俺と知佳が、鈴木マネージャーの痴態を目撃したのが、おそらくは昨夜の九時半過ぎた辺り。それから、なんだかんだと約二時間ばかり桃香さんとハメていたことになる。
 
 ……明日が土曜日で良かったぜ。これからまた、二人の美女と一緒に過ごせる。
 そう独りごちる俺のシャツの裾を、ぼうっとした顔の知佳が引っ張った。
 
「ねえ、三人で伊織の車に乗って帰るの?」
「そうなんだけどさ?」
「ん?」
 
 俺は顎を桃香さんの方にやった。寒そうに両腕で自分の体を抱きながら、桃香さんは知佳に向かって申し訳なさそうに手を振る。
 
「モモ先輩、待っててね」
 
 知佳はそう言って、会社フロアの中に入って行く。
 なにをするのかと思っていたら、知佳は自分の椅子の背もたれに掛けてある膝掛けと、桃香さんと自分のカバンを持って来た。
 
「これ肩から掛けて、一緒に駐車場まで行きましょう」
 
 俺と知佳は桃香さんの肩から膝掛けを覆いかぶせ、車へと急いだ。
 いくら素肌の多くを隠したからとは言え、誰かに見られて不審がられても困る。駐車場の隅に停めている白のプリウスのキーを外し、知佳に対して
「二人で後ろに乗ってくれるか」
 と頼んだ。
 
 後部座席で、知佳と桃香さんがなにやらボソボソと、話をしている声が聞こえて来る。
 
「どうしたんだよ」
「わたしたち、お腹空いちゃった」
 
 知佳が答えた。それはそうだろう。とりあえず俺の家まで行こう、桃香さんが着替えないと、どこにも行けないんだから、そう俺が言うと女二人が頷いたのが分かった。

 
 俺の家、と言っても狭いマンションなのだが。部屋は二つあるしベッドもソファもあるので、なんとかなるだろうと見当をつけて車を停める。

 桃香さんと知佳に車から降りるように言った。すると知佳が俺に言う。

「伊織、悪いけど、わたしたちの着替えと、良かったらサンダル二足持ってきて。車の中で着替えるわ。モモ先輩に行ったり来たりさせるのはキツイもの」
「それもそうだな」

 俺はバックミラーで桃香さんを見る。確かに知佳が言う通りだ。うとうと眠たそうにしている桃香さんの顔を見て、気が焦る。

「分かった、待ってろ」
 部屋の中に入って、適当にトレーニングウェアを二着とサンダルを抱えて戻ると、知佳が車の外で待っていてくれていた。

「ありがとう」
 俺からそれらを受け取って、知佳は後部座席のドアを開ける。
「モモ先輩、着替えが来ましたよ」


 俺は十一月の寒い夜に、二十分ほど立っている。
 二人の着替えが終わり、知佳が声を掛けてくれたのを合図に運転席に戻った。
 桃香さんが俺を見て、恥ずかしそうにニコニコして笑う。

「ファミレスでいいかな?」
 女二人は頷いた。

・・・・・ 

 メシを食い終わって、帰りにコンビニに寄ってから部屋に戻ると、完璧に桃香さんが眠たそうな顔をしている。
 
「大丈夫?」
「あ、はい……、ちょっと疲れちゃったみたい。大丈夫です」
 
 部屋の電気の下で見る桃香さんは、今日一日で頬がげっそりコケたように見える。
 給湯室で抱き合った時とは違う丁寧な言葉遣いは、俺と“先輩と後輩の立場”は崩したくないように聞こえた。

 俺は寂しそうな顔をしたつもりはなかったが、桃香さんは焦った顔で一生懸命に笑って見せる。改めて、いい女だなあと思った。
 
 フッと視線を隣にいる知佳に移すと、俺と桃香さんを交互に見比べてニコニコ笑っている。それはそれで凄い。
 
「モモ先輩。シャワーして寝たら?」
「そうしてもらおうかな、桃香さんには」
 
 えっ、と言いたげな桃香さんのおでこを俺はつつく。
「焦らないでいいんじゃないの」
 
 ほんのり頬を染めた桃香さんは、濡れた目で俺をじっと見つめる。
「じゃあ、そうします」
 
 バスタオルを貸してやった桃香さんが浴室に消えた。
 振り向いた俺は、知佳を速攻で抱きしめていた。

「あっ」
「あ、じゃない。おまえは俺を狂わせたんだ」

 言い終わらないうちに、俺は知佳と唇を重ね合わせる。転びそうになった知佳を支えて、知佳の口の中に舌を入れる。

「ん、ふぁ……」

 知佳の甘い吐息。重ねた唇の破け目から、時折漏れる細かく熱い空気。ねっとり知佳の口の中、全部を確かめている。

 歯と歯茎の間。頬の裏側。知佳が俺に負けまいと、必死で舌で抵抗しようとしているのを、腕や手の力も使ってねじ伏せ、更に激しく唇を吸い、舌で知佳の口の中を全部犯している。
 
知佳の息が上がってくる前に、俺の股間はビシビシ張り詰めていた。

「あ、あ、ぁはっ……」

 辛そうな切ない吐息をいくつも散らした知佳が、体の力を全て俺に奪われてしまう。
 崩れてしまわぬように、知佳を支えて尋ねる。

「おまえ、そんなに俺が好きなの……?」
「うん……」

「お、俺でいいのか?」
 俺の声は、かすれていた。

「もう、ずっと前から、伊織でなくちゃ、濡れない……」
 
 焦点の合わない潤んだ瞳で俺を見つめた、知佳は俺にすがり付く。
 たまらなくなった俺は、もう一度、知佳の唇を貪っていた。その時だ。浴室の扉がバタンと音を立てた。
 
 ハッとして音の方向を見ると、トレーニングウェアを着た桃香さんが、黙ってこちらを見ている。
「あっ……、桃香さん。ごめん」
 思わず言った俺に、桃香さんは言った。
 
「知佳なら、いいの。あたしが、伊織先輩とこうなったのは知佳の御蔭だから。それに」
「それに?」
「知佳だったら、あたしは伊織先輩のことを安心して愛せる。知佳が伊織先輩のことを、ずっと昔から好きだったのは知ってるから。こんな形になってしまったことは、しょうがないけれど、知佳も伊織先輩も大事だから構わない、あたしは大丈夫」
「桃香さん……」
「あたしより、知佳の方が。深く伊織先輩のことを愛しているかもしれないよ?」
 
 そう言いながら微笑む桃香さんに、俺は激しく嫉妬していた。どうしてそこまで俺のことを許せるのか。
 もしかして、俺のことなんて、ホントは愛してないんじゃないだろうか。
 
「じゃあ、ホントに知佳のこと抱くぞ」
「はい」
 
「モモ先輩、本当に構わないんですか?」
 知佳も桃香さんに聞いた。当然のことだろう。
 
「うん。でも、あたしたちだけだよ?」
 桃香さんは、俺と知佳をそれぞれ、じっと見つめた。その表情はとても真剣で、嘘も偽りも、微塵も感じられない。俺は決意した。
 
「わかった。桃香さんには今から押入れの布団を出すから、この洋間で寝てくれ」
「はい。手伝います」
「サンキュ」
「じゃあ、伊織。今度はわたしがシャワー使わせてもらってもいいかしら」
「ああ。ベッドで待ってる」
 
 ベッドは一番奥の部屋に置いてある。そこを指差した。
 知佳の姿が浴室に消えるのを待って、俺は桃香さんにくちづける。
 
「疲れた?」
「ゆっくり寝たら大丈夫だと思う」
「ふうん。ね、桃香さん。さっきコンビニで買ったショーツ履いてんの?」
 
 布団の上で斜め座りになっている、桃香さんの頬が赤くなる。
 
「伊織先輩、ひどい」
「フフ、いつもの“豪腕武神”とは別人みたいだ」
「だ、だって。あたしだって」
「わかってる。おそらく桃香さんは、そういう人だって」
「……そういう人?」
「俺の目はフシアナじゃない。なにかあるたびに、倉庫まで行って泣いてるだろ」
 
 桃香さんの大きな瞳に涙が溜まってくる。綺麗に生え揃った眉毛をひそめて、必死に我慢している姿がすごく可愛い。
 抱き寄せて、今度は音を立ててキスした。ちゅっ……、という音が静かな部屋に響き渡る。
 
「待ってろ」
 
 それ以上の言葉が出て来ない。
 そんな俺に桃香さんは、優しく笑って「おやすみ」と言った。
「おやすみ」
 
 俺は桃香さんの寝ている部屋の襖を、半分だけ閉めた。ベッドの上にある、蛍光灯の電気を小さく点ける。
 それから静かにベッドの中に潜り込む。
 
 少ししてから、足音と、襖が静かに閉まる音がした。
 起き上がった俺は、知佳を真っ直ぐに見つめて両手を拡げた。
 
「来い」
 
 物音を立てずに知佳は俺の横に座ろうとするので、その体を包むように抱きしめた。
 
「ごめんな、昨日の夜から、すごくひどいことばかりしてるのに」
「ううん」
「知佳。おまえ……」
 
 俺を見る知佳の目は既に潤み、熱い。
 
「わたしは伊織が好きだから、嬉しい……」
 
 俺は知佳の唇を優しく貪りながら、トレーニングウェアのファスナーを下ろし、掌にすっぽり収まる大きさの乳房に、緩く力を掛けてぐにぐにと動かす。目を閉じた知佳が、唇だけで呼吸をし始めるのを見定めて、首筋を大きく舐め回しながら乳房に置いた手の力を増してやる。

「あ!」
 耐え切れずに、がくがく震えだした知佳の体を、押し倒して右手をつないだ。

「い、伊織……。す、好きでいて、ごめん……」
 泣き出した知佳を、すっぽり包むように抱きしめてバードキスをする。

「いいんだ」
「でも、わたし……。伊織だけしか……」
「俺だって」
 
 柔らかく、いたわるように、知佳の唇の中を押し開き舌を伸べる。なにか言いたそうに唇が動く。言わせたくなかった。
 こいつを桃香さんの代わりにして、散々踏み躙った。でもこいつは、こいつでしかない。調子のいい考えだと思う。知佳はそんな俺に心を開く。

 なんてヤツだ。
 
 今は知佳が抱きたい。知佳のことしか考えたくない。俺は知佳の頬や首筋を撫で回しながら白い胸元を全部開く。
 
 時折、音を立て唇で確かめる素肌は、かすかに震えて喘ぐ。

「感じるのか……?」
「う、うん……。わ、わたしも伊織の……」

 知佳の震える手が、俺の股間を撫でる。

「今は、いらない」
「どうして……?」
 泣きそうな顔の知佳の額にくちづけて言った。
「どうしてかな。いらないんだ……。気にしなくてもいいよ」
「えっ……?」
「また今度、たっぷり舌でイカせてもらう。今は、いらない……」

 白く柔らかな乳房を、しっとりと手の中で確かめる。
 俺は見る。
 
 頬を上気させて、必死で快感に耐える知佳。初めて“俺が”“俺だけが”ボロボロにしてやりたいと思った。そのまま両の乳房を力強く揉みしだきながら、乳首を丁寧に舌で転がす。

「ふああんっ!」

 知佳の我慢が少しずつ崩壊している証の声がする。
 
 俺は自分の息が弾んでくるのを抑え、指をウエストや腹に這わせる。モチモチした肌が、指に吸い付いてくる感触を堪能して、知佳の茂みの中に指を忍ばせた。
 熱く大量にぬかるんだ知佳の大事なところ。まっすぐ指を滑らせ往復させると、知佳は身をよじって悲鳴を上げる。
 
「ああ……っ! い、伊織ぃ!」
「いやらしいな知佳……。そんなに愛撫してないのに、すげえ濡れてる」
 
 クリトリスを指の腹で力強くこすり立て、知佳を歓ばせることに没頭した。

「あぅッ……! そ、そんな、あ、ああっ!」
「さっきまでの威勢のいい知佳は、どこ行っちゃったんだ……?」
「だ、だって。あ、ぅ、く……ッ!」

 知佳は俺の首に腕を回し、必死で気を逸らそうとしている。

「ムダだよ、知佳……」
 どくどく溢れてくる愛液を放出する蕾の中に、指二本をぐっと差し込む。

「ぅあああーーッ! ん、んくぅッ!」

 思い切り指を震わせ、知佳の体から流れてくる愛液は塞き(せき)止められるどころか、更に増して俺の手首まで垂れてきて、いやらしく濡らす。
 
 知佳が俺に責め立てられながら、なにか言っている。聞き取り不可能な吐息にまみれた言葉を、耳を近づけて、なんとか解読する。
   
「い、伊織。お願い、キスして。……優しくして。嘘でいいから、優しくして」

 俺は顔を上げた。
「嘘で優しいキスはできない。おまえが一番良く知ってんだろ」

 俺の言葉が知佳に届いた瞬間、小さな子供が泣き出しそうな顔になる。

「俺がキスしてくれ、って頼むよ」 

知佳と唇を合わせて舌を絡め、知佳の体の中に入れた指にうねりを付け、更に奥に入る。





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