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伊織とキスから最後まで

伊織とキスから最後まで 4

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「おまえ変態か、って言われたけど反省はしていません ②」by.知佳



 普段は“豪腕武神”と陰口を叩かれる人なのに。
 会社に怪し気な飛び込み営業が来ても三分で追い返し、女子社員に一年以上も付きまとって離れないストーカーを、相談を受けてから二日で警察に突き出す人なのに。

 荒業遣いの実績十分、怖いもの知らずのモモ先輩が、無抵抗に快楽を受け入れています。
 ズブズブと音がすると、一拍置いて、激しく痺れているのがわかります。 

 わたしだって、わたしだって伊織にあんな風にされたいのに……。
 
 んー……。モモ先輩だから許せるって思っていたのに、少し腹が立ってきました。だんだん悔しい気持ちにもなってきます。あんなに愛されて。リア充すぎる。許せない。モモ先輩が、ようやく入社以来からの思いを遂げているのに、わたしは素直に喜べません。
 
 ひたすら二人を凝視していたわたしの方へ、モモ先輩をしっかり抱きかかえたままの伊織が顔を向けました。
 
「あ、篠原。まだいたの?」
「なによその言い方! 折角、鈴木を追っ払ってあげたのにー!」
 
 わたしは全身から力が抜けて、ぺたんと廊下の床に座り込んでしまいました。
 ひどくないですか、この男?
 
「そうだったな。悪かった、ありがと」
「それだけ?」
「んっ……、ああ。あ、ん、なんか、篠原の方が“豪腕武神”って感じだったな、あ……」
「は、あ、んあああっ!」
「あんたも腰振りながら、わたしにそういうこと言う訳ぇ?」
「ああ……、ごめん。し、の。あう、篠原ぁっ……!」
 
 わたしの名前を“取って付ける”ように言いながら、本当は射精したいのを我慢してるくせに。
 世の中全部が憎たらしい。わたしだって伊織のことすっごく、すっごく好きなのに。リア充なんか爆発しちゃえばいいのに。

 モモ先輩が許せない、と少し思ったのも束の間。
 モモ先輩の体に溜まっていた、悲鳴では逃しきれなかった快感が溢れてきたみたいです。
 
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あ、ああ……!」

 細く甲高い吐息をこぼし、大きな乳房を震わせて痙攣を起こして、尽きて行きました。
 伊織がほっそりした背中を支えていることに、安心しきっているモモ先輩は頭を後ろに倒して体を伸ばしました。 
 わたしの目の前で、伊織はモモ先輩の首筋にくちづけます。その時の恍惚とした優しい表情は、いつものピリピリしていて、ぶっきらぼうな伊織とは、まるで別人でした。

(あっ……)

 心にいっぱい詰まった気持ちに素直になったわたしは、頬に伝う温かいものの存在を感じました。手の甲で拭ってみると、それはやっぱり涙です。

 わたしはモモ先輩に“女”として負けたと思いました。

 あんな顔を、今も見てしまっているのです。あの伊織に向かって笑いかけている顔。底無しに淫乱になれる確信に満ちたメスが、オスのペニスを誘う笑顔。
 
「う、うええんっ。うえっ……!」
 
 嗚咽って言うんでしょうか、さっきのモモ先輩の派手な泣き方とは違うけど。わたしは涙がこぼれてくるのを止められません。けど、伊織とモモ先輩から片時も目が離せないんです。
 
 それに、ぽろぽろ涙をこぼしながらも、涙を拭ったり鼻を啜ったりするよりも先に、なぜか自分のタイトスカートの奥に手を突っ込んで、ショーツを思いきり膝下まで下ろしていました。

 本能の導くままにわたしは、わたしの手指を、わたしの体の裂け目に持って行ってました。すると既にその場所は、ヌルヌルと温かい液体で、とっぷり満ち溢れています。
 
 わたしの五本の指はクリトリスや膣の入り口、粘膜質の隅々をたどります。ヤケクソになっているわたしは、尖った長い爪で、軽く愛液を掬ったり、怖々とクリトリスを引っ掻いたりしてみます。
 
「ああんっ、濡れてるっ……! わたしも感じてるぅ……! でも、わたしにはモモ先輩みたいに、慰めてくれる人なんかいないよぉ……い、伊織ぃ。伊織大好きぃ……い、あ、うゥッ!」
 
 一度きゅうっと締まった膣の中に、ムキになって中指を出し入れしているわたしの股間から、より鮮明にくちゅくちゅっ……と音がします。
 
「いやらしい女になっちゃったよぉ……、ふあ、あ、はひっ……」
 
 更に我慢が出来なくなったわたしは、片手でブラウスのボタンを自ら外して、ぱっつんぱっつん疼く乳房を自分で揉んだり、乳首をつまんで引っ張ったりします。
 
「あふっ……、らめっ、あ、きっ、気持ちいい指きもち、あふっわたしの指ぃ!」
 
 もちろん、目の前の二人からは絶対に顔を背けたりはしません。
 だって背けられる訳ないじゃないですか。
 
 蕩けそうに幸せそうな顔の伊織が、頬をますます赤く染めて目を閉じているモモ先輩の、がくがく震える体を逃すものかと捕まえて、親指と人差し指でモモ先輩の尖った顎を持って、何百回も音を立てて唇にキスしています。

 伊織の唇と舌の、いやらしくて激しい出し入れの様子だけじゃありません。わたしには、太く人並み外れた、逞しいペニスの動きまで見えるんです。鮮血にまみれ塗れて光る、その陰影まではっきり分かります。
 
 ちょっと前に伊織に引き裂いてもらったばかりの膣内をズクズク犯され、腔内を舌で塞がれて、モモ先輩が羨ましいったらありゃしない。
 
 しかも更に、伊織の片手は、掴み切れないモモ先輩の乳房を上下左右にガッシガシやっちゃってる訳です。
 
 うっとりした顔の伊織が、思いついたことの全てを荒々しく力強く再現していく度に、今までの人生で男を知らなかったモモ先輩は呻いて叫んで、伊織に泣きながらぴったりとしがみついて、がくがくがくがく体を震わせます。

 モモ先輩の足首から下は、ビショビショに濡れて、床にはピンク色の水溜りを作っています。
 
 いやらしい! いやらしすぎます! でもでも激しく羨ましいですモモ先輩!
 
「う、う! んんぁ、っ! んああああああっ! あん! あん! あんあん!! あんんんっ!! も、もうだめ、もうだめもうだめもうもう死んじゃう死んじゃう死んじゃうぅっっっ! ひい! あぁあ、くっああああんっ! い、いおっ! せんぱっ! 先輩ッ……! 好き好きっ! もうっ、あ、もっと伊織せっ! んあああああっ! ひいっ!! ぁ、ぅ……!」
 
「ああ、モモ先輩……。わたしよりも伊織を選んじゃったんですね……。そ、そんなにっ、あぅ、い、伊織が、い、良いんですかっ……、はううう! よ、よかったじゃ、あんっ、よくない! わたしだって好きなのぉっ、っくぅ! はぁ、はぁっ、あん、あんだめらめえ!」
 
 快感に呑まれて蕩け切った半眼半口のモモ先輩の、唇の端から垂れてきそうな唾液に、唇を寄せて歓んで舐め取る伊織を、心底憎いと思います。

 だけどね、わたしやっぱり伊織が大好きなのよ、わたしっ、とか途切れ途切れに言いながら、クリトリスも膣も乳房も、自分でメチャクチャに慰め続けます。

 モモ先輩が伊織に完全に取られたと思うと、わたしは寂しくて悲しくて、だけど、伊織と思いが通じて良かったねって言わなくちゃダメかしら、やっぱりわたしはモモ先輩のこと大好きだもの。
 伊織のことも好きだから、ここは喜ばなくちゃいけないかしら、などと、最早、ぐっちゃぐちゃに混乱した頭で、くちゅくちゅくちゅくちゅ愛液が床に流れて汚しているのも構わずに、泣きながら考えていた時です。
 
 伊織によって、完全に一個のメスとして目覚めた、モモ先輩の色っぽい悲鳴が更に、わたしの涙を誘います。

「ああんあんあん! ぁはああんんんっ! ああんあんあぅぅっ! ぃああっ! ぅあっッ!」
 
 悶え続けてがくがく震えるモモ先輩が、わたしをフッと見たような気がしました。
 こっちは、オナニーの最中ですし、なによりも泣きっぱなしなので、目が合ったかどうかは、わかりません。
 
「しっ、篠原……。しの、は、らぁ……」
 
 モモ先輩をギッチギチに抱きしめている態勢での、伊織の苦しそうな吐息混じりの声が、わたしの名前を呼んでいるらしい、そう気がついたのは、こちらを見てなにか言ってる言葉が、吐息だけじゃなく音声混じりになってからです。

 万が一、この場で幸せ自慢を始めたら伊織ヌッ殺す、本気でそう思いました。
 
「な、なによぅっ……、あ、あっ……。うっ」
「も、も、桃香がっ……、ああ。ん……! はぁ……っ! よ、呼んで、るんだけど……ッ!」
 
 息も絶え絶えになってるモモ先輩は、わたしに向かって、なにか言っているみたいです……。
 
「え……?」
「ち、ち、知佳っあ! んああ! ご、ごめ、んふあああああんっ! やああああ! 今らめええええっ! 今、いまそんなにだめええええーっ! ご、ごめんねっ……! 」
「いえいえ……、あうっ、ひ、くっぁ、ああ ! ど、どうぞわたしにおかまいなくっ! うぐっ!」
「しっ、しのっ、篠原、おまえさあ……」
「……あっ? い、伊織っ。今、よ、呼んだぁ?」
「ああ、よ、呼んだ……、イってるのに、悪いけどっ、ああ俺もイクかもっ!」
「あんたもうちょっとがんばりなさいようっ! あたしあたしっ! また、ひ、ああんっ! 指だけなのにいっ、もう緩くなっちゃうようっ!!」
「おまえもっ、大概、へ、変態だな、あっ! も、桃香さんっ!」
「よ、よけいなっ、はう、よけいなおせわようっ……ッ!!」
 
 狭い給湯室は、伊織がモモ先輩に腰を打ちつける音と、モモ先輩の悲鳴とわたしのオナニーの音、それに三人の荒い呼吸音や汗や愛液の匂いで充満してて、まるでカオスです。
 
「いや、あとさ、あう……、あの弁、べんとうだいっ!確か俺が全額払ったと! う、お、思ったんだけどさ、あっ気持ちいいっ出そう! もっと頑張る俺ッ!」
「あぐぅッ……! か、体、ヘンにヘンになっちゃううううっ! 伊織せっ、あはあああんんんっ!」
「もう、もうっ! あは、ぅうううっ! 弁当代くらいっ! なんだってっ、いいじゃないのっ!」
「あ、そ、そうかな……ッ!」
「あ! あううっ! い、伊織せん、先輩先輩先輩先輩ーッ!!」
「も、もういいわよぅっ! そ、そっち没頭してっ!」
「あ、ありが、とう、ううっ。ん、んんっ、篠原。でもさあ、ぅあっ! げ限界かも!」
「なにようッ」
「おまえがっ、昨日シャツに付けた口紅で、んんっ! 俺は今朝、桃香にご、誤解されたんだからなッ、んん、ああっ桃香っ! 俺もうすぐイクかも! ごめんよっ!!」
 
 言いながら激しく腰をモモ先輩に打ちつけて、バンバンと音を立てている伊織が憎い。
 
 恋しい。誰よりも恋しい。憎くても恋しい。
 
「伊織のバカヤロー!」
 
 そう叫んだわたしの泣いている顔を、伊織は一瞬だけ動きを止めて見ました。
 すごく優しい顔で。
 わたしは息を呑んで、伊織の目を見つめ返します。
 
 伊織は指先で、ぐったりしてしまった、モモ先輩の額に掛かる髪の毛を直しながら、わたしに言いました。
 
「待ってろ。桃香の後でいいなら思いっきり愛してやる」
 
 頷いたわたしは、オナニーを再開します。
 
 自分で自分の乳房をなにかが取り憑いたかのように揉みほぐして、人差し指と中指をズブズブと膣に埋め、一気に絶頂に達します。呻いて廊下の床に仰け反り、ビクビク震えるわたしを放置して、伊織はモモ先輩の名前を呼び続けています。





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